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主な用途

低温帯で原液から水分を蒸発させて原液を濃縮します。

対象品目
糖液、出汁液、温泉水、果汁、ジャム等の濃縮

真空濃縮装置の原理

水の沸点は外圧が高くなると上がり、低くなると下がります。
真空濃縮装置は減圧状態にて加熱することで原料に含んだ水分の沸点を下げ、低い温度で原料を濃縮させます。

原液を本体に投入後、真空ポンプが稼働して機内を減圧状態にて原液に含まれた水分の沸点を下げます。
攪拌機の回転作業で液の突沸を抑えながら水分を蒸発させます。
蒸発した水分はサイクロンを通してサーフェイスコンデンサで凝結し、ドレンタンクで収集された後にドレン水の形で排出されます。

真空濃縮装置の特徴

  • 高真空・低温度で原料を濃縮するため、食品関係で利用される場合は原料の酸化と熱による劣化が少なく、元々の風味を保持できます。
  • 原液が低い温度で濃縮しますので、装置周辺の温度は室温に近いです。
    また装置内部は真空状態になり、蒸発された水分はドレン水の形で排出されるため、濃縮工程中は臭気がほとんど発生しません。
  • 粘度のある液体の濃縮にも利用可能です。
  • 撹拌しながら加熱することで原料の褐変を防止し、タンク内の温度ムラを解消できます。
  • 自動給液により供給量を制御できるので、コンパクトな設計が可能です。

よくある質問

装置の最大、最小処理能力はどれぐらいですか?

真空濃縮装置は受注生産になりますので、詳細は担当者にご相談ください。

詳しいランニングコストを提示することは可能ですか?

原料種類、処理量、処理時間等の情報を提供していただき、弊社の担当者より詳細なランニングコスト計算書をご提出いたします。

乾燥品の仕上がりを確認したい場合、原料の乾燥試作品を作ってもらうことは可能ですか?

ヤスジマは本社のリサーチラボに小型のテスト機を設けており、設備導入希望のお客様には事前テストの実施をお勧めしています。
テストで乾燥品の仕上がりを直接お客様にご確認いただき、得られたテストデータを実機設計製造のベースにさせていただきます。

真空濃縮装置の熱源には何を使用できますか?

実績が多いのは蒸気です。
テスト機も蒸気を熱源として使用しています。
他の熱源の使用を希望する場合は、弊社の担当者にご相談ください。

事前テストも承ります

リサーチラボでは、お客さまに安心して製品を購入していただくため、事前テストを承っています。
テスト費用は内容、期間に応じて柔軟に対応可能です。

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